ふとんの石堂では、創業当時より「仕立ての良いふとん」を目指してきました。
良いふとんとは「良質な素材」と「仕立て」です。
いえ、むしろ「仕立てが全てだ！」と言っても過言ではないでしょう。

どうして仕立ての良いふとんが「良いふとん」なのか・・・
それは「安眠できる」「健康の手助けをする」というのが最大の理由でしょう。

特に敷ふとんは、寝ている間、自分の全体重をゆだねる大切な寝具ですよね。
寝たとき、体の重さがある部分は凹み、背骨に負担がない形に保つのが「良いふとん」です。
中央部分が凹んでいたり、中綿にむらがあったりすると、
背骨への悪影響から腰痛、肩こりなどの症状がでたり、
落ち着いて眠れないなど不眠に繋がる原因にもなります。

私たちは綿入れのとき、そのようなことにならない仕立てを心がけています。


また、お客様がどういう状態でお休みになるのかを詳しく伺います。

ベッドなのか畳なのか。
もしベッドなら、スプリングマットのあるタイプなのか、すのこの様な硬い素材なのか。
機密性の高いマンションにお住まいなのか、通気性の良い一軒家なのか。
暑い地方なのか、寒い地方なのか・・・など。

その上で、綿の量や重さ、混綿率などを調整し、
その人にあったふとんを、一枚一枚手作業で調節して仕立てます。
そしてようやく「良いふとん」が出来上がります。


たまに、私が若いころ仕立てたふとんが、打ち直しのため戻ってくることがあります。
ぺっちゃんこになっても、凹凸のないフラットな状態を保っているので、
「長い間、お客様の健康のお手伝いをしてたんだね」と、ふとん達を褒めてやるんです。
そして改めて仕立て直し、また元のお客様のところへ送り出します。
「また、健康のお手伝いをして来いよ」と声を掛けて。


今のお布団で、よく眠れていますか？
腰痛や首痛はないですか？
疲れはとれていますか？

もし、ご不満があるのなら、次は「良いふとん」を使ってみませんか？

それなら、どんなふとんをお望みですか？
わがままをお聞かせください。
無理難題に挑むのは苦しいけど、それ以上にとても楽しいのです。


ふとんの石堂

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